2022年11月11日公開、新海誠氏が監督を務める最新作映画『すずめの戸締まり』
その舞台がどこなのか気になる方も多いと思います。
毎回、新海誠監督の映画のロケ地は話題になりますよね。
そこで今回は、『すずめの戸締まり』の舞台となったロケ地について調べてみました!
『すずめの戸締まり』のロケ地は?
『すずめの戸締り』のモデルとなったロケ地はどこなのでしょうか。
日本各地のいろいろな場所が登場するようですが、公式HPを見ると九州の山中にある廃墟が出てくるので九州のどこかということは確定っぽいです。
九州の山中にある廃墟でロケ地の可能性がある場所をいくつかピックアップしてみました。
(旧)豊後森機関庫・(旧)豊後森機関庫転車台(大分県玖珠郡)
出典:大分県くすまち観光協会HP
まず最初の候補は、大分県にある旧豊後森(ぶんごもり)機関庫になります。
九州で唯一現存する扇形機関庫で、70年以上に建ち続けている玖珠町のシンボルです。
昭和9年に豊後森機関区が発足し昭和46年4月に廃止となるまで、最盛期の昭和23年頃には、車両25両・乗務員他職員217名の配置があったといわれています。
『すずめの戸締まり』の最も印象的は場所として、池または水たまり中心に白い扉があり、その背景に古い建物が立っている場所があります。
(旧)豊後森機関庫転車台と(旧)豊後森機関庫が、この構図とよく似ていると言われてます。
円状の転車台を中心としてバックに扇状の機関庫の廃墟があり、水こそありませんが転車台の中心に白い扉があれば、かなりイメージに近い形になると思いませんか?
曽木発電所遺構(鹿児島県伊佐市)
出典:鹿児島県観光サイトかごしまの旅
鹿児島県にある曽木(そぎ)発電所遺構も山中の廃墟として九州では有名です。
明治42年に建てられた曽木発電所は、当時国内最大級の水力発電所でした。
日本の化学工業の発展に大きく寄与したことから、日本化学工場発祥の地といわれています。
1965年に鶴田ダムの完成と同時に湖の底に沈みましたが、渇水期の5~9月にはその姿をみることが出来ます。
山中にあり水もある廃墟なので、新海誠監督にインスピレーションを与えた場所である可能性は否定できません。
軍艦島(長崎県長崎市)
九州の廃墟で最も有名なのが軍艦島です。
明治時代から昭和時代にかけて海底の炭鉱を取るために栄えた長崎県の沖合に浮かぶ端島は、最盛期の1960年には約5,300人が暮らしていて、その人口密度は東京を上回っていました。
学校や病院はもちろん、映画館やパチンコホールなどの娯楽施設もそろっていて、島内で生活の全てが完結できるほどでした。
しかし、1974年の閉山を機に島民が離れていき現在は無人島となり巨大な廃墟が残されました。
海上に浮かぶ廃墟が、『すずめの戸締まり』の池または水たまりの背景に建つ古い建物と似てると言えば似てるかも。
軍艦島が『すずめの戸締まり』のロケ地のイメージの一部の可能性はありますね。
池島(長崎県長崎市)
同じく長崎県長崎市の池島も軍艦島と同じで炭鉱で栄えた場所になります。
炭鉱が閉鎖された後、人口は減少していますが現在でも人が生活していてトロッコ列車で旧炭鉱をめぐるツアーなど観光客が増加しています。
公式HPで公開された『すずめの戸締まり』の街のビジュアルは全体的に建物が古く、坂道が多い緑に囲まれた場所となっています。
そういう点で個人的には、軍艦島よりは池島の方が『すずめの戸締まり』の舞台に近いのかなと思います。
出典:すずめの戸締まり公式HP
『すずめの戸締まり』で廃墟ブームがくる!?
『すずめの戸締まり』は日本各地の廃墟に出現する「扉」の向こう側から災いが訪れてしまうため、開いた扉を主人公のすずめが“戸締まりの旅”に出るという冒険と成長の物語になります。
なので、劇中には少なからず一定数の廃墟が出てくると予想できます。
ロケ地に似た廃墟はもちろん、映画のヒットにともなって廃墟をめぐるブームがくるのではないでしょうか。
観光廃墟スポット
- 友ケ島(和歌山県和歌山市)
- 猿島(神奈川県横須賀市)
- 北沢浮遊選鉱場跡(新潟県佐渡市)
- 尾去沢鉱山(秋田県鹿角市)
- 化女沼レジャーランド(宮城県大崎市)
- 志免鉱業所竪坑櫓(福岡県糟屋郡志免町)
- 常盤炭田跡地(福島県双葉郡)
- 別子鉱山(愛媛県新居浜市)
- 鉱石の道(兵庫県朝来市)
上記の他にも日本各地には多くの廃墟スポットがあるので、調べてみたら面白いかもしれませんね!
廃墟探索する時の注意点
廃墟を探索する際に注意したい点をあげておきます。
- 廃墟だからと言って勝手に入っていい場所ばかりではないので、許可の必要の有無を必ず確認しておきましょう。
- 廃墟と言うことは、人の手が入っていない状態が長期間にわたって続いている状況なので建物など非常に崩れやすくなっていることが想定されます。探索する際は、安全性を十分検証してから足を踏み入れるようにしましょう。
- 何か不測のトラブルが起こる可能性があるので、必ず行先を第三者に告げておきましょう。
- 絶対に一人では行動せずに複数人で行く様にしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、新海誠監督の最新映画『すずめの戸締まり』のロケ地についてお届けしました。
今回も作品のロケ地は映画の影響で観光客が増えることは間違いないと思いますので、映画の公開前にロケ地(予想)巡りをするのもいいかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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